【映画】ブラック・クランズマン

レイトショーで鑑賞。

面白かったで片付けていいのか悩ましい作品だった。未だに無くなることのない人種差別にまっこうから挑んだ映画。

僕たち日本人は、良くか悪くか人種差別に普段なかなか直面することはないけれど、そんな日本人も、"日本人とはなんなのか"、"差別とはなんなのか"について考えさせられる内容だった。

前回鑑賞したグリーンブックと比較されている本作。確かに観終わった後、グリーンブックの差別表現は甘いという批判も一理あると感じなくもなかった。

ただ僕個人としては、色んな表現レベル、いろんな視点から作られた作品があって良いと思う。そうでないと、それこそ偏った思想がうまれ、それがまた差別問題の原因になるような気がして。

常に多角的に物事はみなくてはいけない。

ともあれ、アカデミー賞を通じて人種差別の描き方に賛否両論意見が飛び交うことで、皆んなが問題に向き合うきっかけになっているのだから、両作品とも素晴らしい。

どちらももう一度観よう。