【小説】こころ
夏目漱石の“こころ”
いやー読むのに時間かかった。
長編ではないんだけれど流石時代を経ている、言葉や文脈が入ってこない。
国語で習った時ってこんなに難しかったっけ?文章が違うのかな?
教科書に載ってたのは後半のKという人物が出てきたあたりからだけだけど、
重要なのはそこじゃないんだね。こうして読んでみるまでは恋愛小説だと思ってた。
たぶんそう思ってる人も多いと思う。
主人公が慕っている“先生”が恋愛も含め様々な経験を経て人間、ないしは自分自身に絶望し、その果てに自ら命を断つ。奇しくもその人生は自分を裏切った親戚や自殺したKと同じ。
最初にもいったように、表現や言葉遣いが現代と違うし、登場人物の感性に関してもなんで?と思う節が多くある。
オリエンタルラジオのあっちゃんがYoutubeチャンネルでこの小説について解説してて「その理解できないということこそが時代の移り変わり、それによって価値観・道徳心も移り変わるということを教えてくれるタイムカプセルだ」と語っていた。
なんだかそれがすごく腑に落ちた。理解できなくていいんだ。
是非あっちゃんの動画を見て欲しい。ちなみに観てから僕は読みました。
にしても学生にはこの感情というかニュアンスはより理解できないでしょ〜
おい、著者の意図理解できたような顔でテスト解いてる学生のおれ、お前全く理解できてないよ。笑
“精神的に向上心のないものは馬鹿だ”
以上